薬学部

Faculty of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences

薬学科

藤岡 晴人(ふじおか はると)

職 名 教授
学 位 薬学博士
専門分野 有機薬化学
担当科目 有機化合物の骨格と性質、基礎有機化学Ⅱ、ターゲット分子の合成、実習Ⅰ、卒業研究など
メッセージ 薬剤師は、英語で化学者を意味する“chemist”といわれるように、化学のスペシャリストです。薬の多くは有機化合物です。医療を化学でサポートできる薬剤師を目指しましょう。

機能性をもつ大環状化合物の合成研究。

当研究室では、大環状化合物の亜鉛錯体(1)に始まり、生体関連物質マロン酸と自己会合してさらに大きな環状化合物(2)へと発展しています。穏やかな結合によって形成された環状化合物の空洞に、医薬品分子を取り込むマイクロカプセルへの応用を研究しています。 また、亜鉛錯体(1)のみでも生体関連化合物と相互作用を示すことから診断薬としての応用研究も行っています。 亜鉛錯体(1)のように簡単な構造でありながら、天然物にも勝る機能性を持つ種々の大環状化合物の合成研究を進めています。

新規抗酸化化合物の探索

環状化合物ではありませんが、機能性化合物研究の一環として、助手の稗田博士が有機合成化学の知識と技術を駆使して下記研究を進めています。活性酸素(Reactive Oxygen Species: ROS)は生体内で発生すると脂質、タンパク質、核酸などの生体成分を攻撃し、老化や多くの生活習慣病に関わっていると報告されています。また、近年では脳疾患への関与も報告されてきました。しかし現在、市場には抗酸化医薬品はラジカット®の1種類のみで新たな抗酸化医薬品の開発は非常に有用であると考えています。そこで新規抗酸化化合物の探索を行うとともに抗酸化活性評価を行い、抗酸化活性医薬品あるいは生体機能調節化合物へ展開を進めています。