人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

メディア・映像学科

阿部 純(あべ じゅん)

職 名 准教授
学 位 修士(学際情報学)
専門分野 メディア論、メディア文化史、記憶論
担当科目 メディア文化論、情報社会とコミュニケーション、メディア実践 など
メッセージ 日々の生活の隅々に、メディアについて再考するためのヒントが転がっています。普段当たり前のものとして密接に関わっているメディアについて、わたしたち自身のメディア行動を「異化」しながら、歴史的文化的に捉え返すための理論や方法論を学んでいきましょう。

お墓もメディア?―墓参文化から見る人と記憶の関係性

「歴史」物語がなぜ社会に必要とされ、そしてそれらがどのように形成・受容されてきたのかを考察するために、死者や出来事を記憶するメディアとしての墓や記念碑に着目し、歴史学やメディア論の手法に基づいて研究を進めています。江戸・明治期の人たちは墓をどのような対象としてみていたのかを知るために、墓参について書かれた手記を分析したりしています。過去の声に耳を傾けるためのフィールドワークや土地の人に語りだしてもらうメディア表現ワークショップも並行して行っています。

私が福山大学に着任してすぐに墓参しに行った、因島にある村上水軍の墓です。

地域文化誌(ZINE)を読み解いて、私たちのライフスタイルを知る

同人誌やミニコミ、ZINE(ジン)といった自主流通メディアは、少部数の利益第一でない出版物であり、小説、アニメ、美術、デザイン、マンガ、音楽など、ジャンルを問わず文化活動の一端を担ってきました。その中でも私が注目しているのは、昨今全国各所で発行されている、「文化誌」と呼ばれる小さな冊子です。「文化誌」には、各地の「個性」と言えるようなものから、「よい暮らし」として象徴的に語られるものまで、日本各地での暮らしぶりが当事者たちによって語られています。「文化誌」に書かれていることを見ていくことで、現代の私たちのライフスタイル(像)が分析できるのではないかと考えています。

私が尾道のアーティストインレジデンスのみなさんと作っている「AIRzine」です。版下から制作し、輪転機で印刷をしています。