【国際経済学科】中国研修が無事に終了!レポート第三弾

【国際経済学科】中国研修が無事に終了!レポート第三弾

今後の学生の飛躍にワクワク!

トップ10カリキュラム・中国研修グループが、3週間の研修を終えて全員無事に広島に到着しました!前回の研修レポートに引き続き、引率の萩野覚教授から最後のレポートが届きましたので、学長室ブログメンバーの藤本が紹介します!

 


 

中国研修最後の週は、河北大学で交流を深めました。

超ハナ先生

中国語の先生は、超ハナ先生。見かけによらず、アラビア語が専門で、イスラエルやヨルダンに留学したばかりとのこと。留学生の担任をされていますが、9月からは初級レベルを担当するとのこと。参加者の数名が、既に、河北大学への留学の意思を示していますので、また、ハナ先生のお世話になりそうです。因みに、学生が中国語を学ぶ間、不肖萩野は、河北大学の教員や学生の方々に、日本の財政・金融政策や付加価値貿易について講義をさせて頂きました。

授業後、ハナ先生のリードで、中国の劉伶酔という白酒(日中国交正常化の際に供されたもの)のメーカーや、巨力集団という金属製品メーカーを訪問しました。アフリカの学生も参加していて、本学学生は、最初は遠くに引いて眺めていましたが、最後には、スーダン出身の留学生を、ジェームス7スウ(世???)とか言って、訳の分らない会話で楽しんでいました。最後の夜には、別れを惜しみ、一緒に踊りまくっていたようです。留学に来たいという学生は、そんな国際交流が面白かったのかもしれません。いつか、本学の学生にアフリカの人と交流してもらいたいと思っていましたが、中国でできてしまいました。それにしても、アフリカの留学生の中国語のレベルが高く、驚きました。母語で漢字を使っていないのに、すごいですよね。

スーダン出身の留学生と

中国文化を学ぶべく、中国書道と太極拳も体験しました。驚いたのは、顔真卿など、楷書の大家の系譜を説明して下さった、中国書道の張金鵬先生が、太極拳のインストラクターとしても登場されたことです。さらに、村野武範や中村雅俊の青春ドラマよろしく、集まるやいなやトラックのランニングを始めたのです。太極拳の前にランニングって、何か変ではないですか?と言う語学力は誰も持たず...不肖萩野もヒーヒー言いながら学生達に付いて行きました。太極拳の動きでジーンズを破いてしまう学生もいて、太極拳に対する見方が完全に変わる経験でありました。アフリカの留学生は、燃えよドラゴン(ブルースリー主演)みたいな、棒を使ったカンフー?を披露してくれました。アチョー!とは言わなかったけれど。

カンフー?

河北大学日本研究所の裴桂芬所長の講義では、議論の時間もつくって頂きました。講義のテーマは、中国鉄道網と経済発展、および、京津冀協力と雄安新区です。前者は、中国における地域間の発展度合の違いを踏まえ、中国政府が打ち出した一帯一路が、発展の遅れている西部開発に繋がる可能性があることを、鉄道網に着目して説明するもので、斬新な視点と言えます。学生からは、中国によるインフラ投資が受入国の雇用に繋がるのか、といった核心をついた質問も出て、有意義な議論ができたかと思います。後者の京津冀協力については、北京、天津、河北省の協力を指します。河北省は古くは冀(き)州と呼ばれており、現在でも、車のプレート等で冀という字が使われています。宮城谷昌光著「草原の風」(全3巻)では、後に後漢を建て光武帝となる劉秀が、冀州で賊と戦いながら、天子への道を歩む様子が書かれています。それは良いとして、京津冀の地域は、上海を中心とする長江デルタや、広州を中心とする珠江デルタと並ぶ経済発展地域であるけれども、北京という灯台の下暗しで、河北省の経済発展が立ち遅れており、貧困層も多いとのこと。これを打開するのが、北京の首都機能を移転するべく河北省に作られる雄安新区だ、というのが裴先生のご説明です。学生は、中国において貧富の格差をどうやって是正しようとしているのか、といった点に関心を示しました。なお、雄安は、今は、まだ原っぱとのことですが、北京冬季オリンピックの頃には、街の骨格が出来上がることになっているそうです。中国のことですから、実現するのでしょう。とても明るい裴先生は、授業後、地元のグルメ「ロバ肉のハンバーガー」に連れて行って下さり、学生達とハグをしてお別れしました。

 

最後になってしまいましたが、河北大学・国際交流教育学院の郭院長、王副院長(下の写真の紺のブレザーが萩野、その右が順に郭院長、裴所長、王副院長、超ハナ先生)は、この研修に格別の配慮をして下さり、同学院の大学院生の方々は、大変親切に我々をガイドして下さいました。感謝に堪えません。

河北大学の先生方と

この研修の成果や如何?学長のコメントが想像できます。残念ながら、3週間の研修では、人は賢くなりません。ただ、外国語、経済の知識、コミュニケーション、プレゼンテーション等々、学生が研修中に感じた課題が、資産として残るのではないでしょうか。なぜなら、そうした課題認識こそが、今後の努力の原動力となるからです。その一方で、私には、この研修の具体的成果として誇りたいことが一つあります。それは、3週間に亘る研修において、学生は、3回の食事を除き、朝・昼・晩と中華料理を食べ続け、毎回毎回、出されたものをハオチー(おいしい)と言って、食べ尽くしたことです。師宣く「飯食う若人に将来あり」。ある匿名の学生が残した、この書をみるにつけ、今後の学生の飛躍にワクワクしてしまいます。

最後に、参加者のレポートから、学生の感想を2つ紹介して終わりにします。

「この3週間で様々な業種の企業、そして学校を訪問したが、一つ大きな印象を挙げるとすれば、日本は中国に比べて人間的にも経済的にも殻にこもりがちなように感じた。日本のメディアによる偏った情報の発信により、中国に対する印象はあまり良いものとは言えない。しかしそれも日本人の閉鎖的な性格によって中国に限らず他国を知ろうとしないという問題点によって生まれた偏見にすぎない。中国に拠点、または工場を置く企業の発案者には日本特有の狭い考え方を脱したような印象を持った。他方、実際に中国に行ってみた私には改善点も多く見受けられた。衛生面やサービス業者の対応など、日本の方が発展している点も多くある。ただ、どの政策も経済の動きも法律もその国の人柄や経済状況に合わせているものであって、全てを変える必要はないと私は思う。国の発展には、改善すべきポイントをきちんと理解することが重要だと感じた。」

「企業訪問や工場見学を通して学んだことは、社長、総務などの方々は私たちが想像できないほどの努力をしていることだ。お客様の強引な要求等も聞いた。特に労働者が優位な中国では、従業員との関係では大きな問題を抱えることがあるそうだ。話を聞くと理不尽なことばかりで驚いた。大学では、多くの学生と交流ができた。私はバスケットが好きで、大学でボールを買い、バスケットをしていると、いろんな国の学生たちが次々と集まってき、帰宅途中でもカバンを置いて一緒にバスケットをしてくれる。初対面でも楽しく交流できるので、日常会話で語学を学ぶ環境が多い。日本にはあまりないものだと感じた。今回の研修で自分の将来について、考えが広がった。」


河北大学国際交流輿教育学院の王副院長が、私たち研修グループの様子をまとめてくださいました!

http://mp.weixin.qq.com/s/1g_qjjK45RU_HqFOKPuc9w

http://ciee.hbu.cn/xwbd/877.jhtml

 

学長から一言:学生にとっては、とても素晴らしい研修の機会になりましたねッ!感想文を読むと、視野の広がったことがよく分かります。。。中国の関係者の皆さん、ありがとうございました。萩野教授もお疲れさま!